出版社内容情報
「地政学」を使えば、世界の歴史と国際状況の今がスパッとよくわかる。
アメリカは「島」、ヨーロッパは「半島」国際政治はランドパワー(大陸国家)とシーパワー(海洋国家)の
せめぎあい。
世界を9ブロックに分けて、わかりやすく解説!
●覇権国アメリカの時代は2050年に終わる●悪魔に変貌した中国が目指す海洋進出戦略●朝鮮半島--
侵略され続けた国家の宿命●インドの台頭は世界をどう変えるのか●アフリカの大地で行われた米ソの代理
戦争とは…。
目次
第1章 アメリカ帝国の衰退は不可避なのか?
第2章 台頭する中国はなぜ「悪魔」に変貌したのか?
第3章 朝鮮半島―バランサーか、コウモリか?
第4章 東南アジア諸国の合従連衡
第5章 インドの台頭は世界をどう変えるのか?
第6章 ロシア―最強のランドパワーが持つ三つの顔
第7章 拡大しすぎたヨーロッパ―統合でよみがえる悪夢
第8章 永遠の火薬庫中東1 サイクス・ピコ協定にはじまる紛争
第9章 永遠の火薬庫中東2 トルコ、イラン、イスラエル
第10章 収奪された母なる大地アフリカ
著者等紹介
茂木誠[モギマコト]
駿台予備学校、ネット配信のN予備校で大学入試世界史を教える。東大・一橋大など国公立系の講座を主に担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
86
オーディオブックだったので、わからないところがあったが、地政学から見た世界史で、いままでと違う視点でストンと理解出来た部分もあった。 とても面白かったので、図解世界史で学べ地政学を買った。チラチラ見てみたがこちらも面白そう。ゆっくりみてみよう。2021/09/16
かわうそ
31
あまりにも面白いので文庫版も購入。隣国同士が本当に和解することはこれから何百年経ってもありえない事を再認識できた。いつの時代も最大の敵は隣人なのである。だからこれから先、ギリシアとトルコが仲良くなることもないし、インドとパキスタンが仲良くなることもないだろうなと。その両国の争いが無くなるとしたらギリシアが地図上から消えた時、あるいはパキスタンが地図上から消えた時しかありえない。未だに安保常任理事国の拒否権がある時点で公平な判断を国際連合が下すことも不可能だ。2022/02/13
秋良
22
最近になってよく目に入るようになってきた地政学。ざっくり言うとこれまでの歴史と現在の国際情勢を地理から読み解く感じで、各国史とか海外文学を読んでいれば「でしょうね」と思う部分から「なるほど」となる部分もある。非常に分かりやすく納得もいくけれど、地理からしか説明されていないので、実際はもっと色んな要素が絡み合って問題に繋がっているだろう。差別、宗教、対立の歴史、民族性、気候。そして国家は利権のために無機的に動くが、世論は感情で動く。まあ視点を増やすためには有益な本。2021/01/21
たかぴ
22
自分の無知が情けなかった。こうして地政学を学べたことに本当に感謝します。これからの国際ニュースの見方が変わります。これは日本人全員が学ばなければならない学問だと思う。中学生になったら社会科の授業で学ばなければならないことで知らないからとグローバルな社会の中で取り残される。政治家にも学んでもらいたい。現在は米中戦争の中で日本がどうするのかが大事で中国により過ぎると属国となってチベット自治区の状態になって自由がなくなると思う。習近平を国賓として迎えてはいけないのは明白でどうか政治家の皆さん。やめてください。2019/12/27
のん
17
Kindle Unlimited。 戦勝国=正義という、日本にとっての自虐史観ではなく、地理的条件からみたフェアな歴史を学べる本。親切にしてくれた先住民、入国を許可してくれたメキシコやハワイ王国から土地を奪って返さない、アメリカ人の身勝手さに呆れた。 日露戦争は、英露対立(グレート・ゲーム)の一環で、最終戦だった。日英同盟は、イギリスが日本をゲームのコマとして使うために締結されたらしい。トルコとギリシアの関係が、日韓関係に似ているのが興味深い。中東は大国の思惑に翻弄されて揉め倒してるのが気の毒な気もする。2021/05/02
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