内容説明
アドラー心理学は、個人と、仕事・交友・家族といった「社会」との良好な関係を追求する理論である。人生哲学のように活用もできる。周囲からの視線に悩む日本人にこそ有効な考え方といえるだろう。しかし、近年ブームとなる一方で、どこかわかりにくく感じられてきたのは事実だ。その一部だけが大きくとりあげられたり、曲解されたりすることも多かったからである。本書は、アメリカのアドラー心理学大学院を修了した著者が、最新の知見を盛りこんだものである。実例主体で親しみやすく書かれている。
目次
第1編 「自分」とは何か(所属「私なんか、いないほうがいいんじゃないか」;共同体感覚「幸せって、何?」;全体論「ウラの顔があるんでしょ?」;現象学「みんなもそういってるから」;創造力「こんな性格に誰がした?」;目標「何をすればいいのか、わからない」;ライフスタイル(最優先目標)「いつ見てもニコニコしてるよね」
躊躇する態度「もう少し待ってください」
そうですね…とはいっても「頭ではわかっているんだけどね…」
克服「私の人生って、いったい何?」
使用の心理学「なんでスポーツができないのか」
勇気づけ「もっとホメたほうがいいのでしょうか」
不完全である勇気「うまくいかなかったら、どうしよう」)
第2編 「3つのライフタスク」とは何か(仕事のタスク;交友のタスク;愛のタスク)
著者等紹介
梶野真[カジノマコト]
1972年、神奈川県横浜市生まれ。拓殖大学商学部卒業。ミネソタ・アドラー心理学大学院(Adler Graduate School)にて、カウンセリング心理学修士課程修了。2014年7月に帰国。日本支援助言士協会講師、拓殖大学ボクシング部メンタルコーチ。専門分野:アドラー心理学、心理カウンセリング、コーチング、キャリア
岩井俊憲[イワイトシノリ]
1947年、栃木県生まれ。アドラー心理学カウンセリング指導者。上級教育カウンセラー。早稲田大学卒業後、外資系企業勤務を経て、有限会社ヒューマン・ギルドを設立。代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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