内容説明
富士登山がブームです。ひと夏に四〇万人の人が富士山に登ると言われています。日本人なら、誰でも一度は登ってみたい山、それが富士山ではないでしょうか。眺めるだけでは富士山の魅力は伝わりません。五合目から山頂まで往復十時間。登った人だけに見せる富士山の美しい顔を紹介します。富士登山は、すぐそこにある幸福。生きる喜びと糧を与えてくれる素晴らしい体験です。本書では、準備、装備、心構え、注意点、登頂成功のコツなどを解説し、初心者からベテランまで、一〇倍楽しめる富士登山の魅力を伝えます。
目次
プロローグ 幸せの富士山
第1章 富士登山の魅力
第2章 富士登山の実際
第3章 これで登れる!登頂成功のコツ
第4章 登り方教えます―実用タクティクス編
第5章 登り方教えます―ルートガイド編
第6章 富士山ハイキングのすすめ
第7章 富士山なんでもQ&A
第8章 富士山異色登山紀行
著者等紹介
伊藤フミヒロ[イトウフミヒロ]
1949年、長野県生まれ。高校時代から山登りに親しみ国内外の山を数多く登攀。クライミングと山スキーが専門だが低山逍遙も好む。元「山と渓谷」誌編集長。パウダーガイド社社主。2004年、富士山頂からのパラグライダー飛行の記録を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
56
1度は登ってみたいと思っている富士山。疑似体験になればと年明け1番に選んだ本。著者は元『山と渓谷』誌の編集長。富士山頂からのパラグライダー飛行記録を持つ。本書は、富士登山の準備、装備、心構え、注意点、登頂成功のコツなどを体験談を交えて解説。体力が心配だし、山登りしたことがないなど気になることはたくさんあるが、小学校の低学年の子供や高齢者の方も登頂成功していると知り、また著者が編み出した登頂率チャートで50パーセントという結果だったこともあり、方法論で解決できるのではとすっかり気をよくしている。2020/01/04
yamakujira
5
富士山に年に数回も登り、山頂からスキーで滑降したりパラグライダーで滑空したり、富士山を遊びつくしたような著者が、富士山登頂のノウハウを懇切丁寧に書いてあるから、登りたい人の背中を押してくれるだろう。ただ、良くも悪くも富士登山に特化した本なので、植物や動物については僅かに触れるだけ、野鳥や昆虫や地質についての言及は皆無だし、登山道や山小屋の混雑も正直に伝えるから、誰でも登れる日本の最高峰って以外の「富士山の魅力」は感じない。世界遺産になる前、2008年発行だから、古い情報もあるのかな。 (★★★☆☆)2019/11/04
夜郎自大
4
また登りたいと思わせる本。2019/05/01
ブルーベリー
4
去年、富士山に初登頂したのでイメージしやすかった。やはり、富士山には登ってみないと。今年も行くぞ、弾丸登山で!待ってろよ♪2013/07/22
コイヌ
4
今シーズン初めて富士登山に挑んで8月、9月に計3回登頂した、登ったからこそ本書の内容がさらに納得、理解できた感がした。本書で書かれてるとおり、登る環境をひとつ変えるだけでも違った面白みを実感できる。登る前でも登った後でも読んで楽しめる本だと思います。。 2011/10/27