内容説明
衰退から抜け出し、創造力のある町へ。公共も民間も手に負えない再生事業にNPOと居住者による「市民コミュニティ・ビジネス」で果敢に挑む。
目次
1 ちば地域再生リサーチとは何か(コミュニティの衰退と生命;限界のコミュニティ;ちば地域再生リサーチの設立;ちば地域再生リサーチの戦略)
2 ちば地域再生リサーチの活動のすべて(住まいのリペア・リフォーム;コミュニティ・暮らしサポート;団地学校;コミュニティ・アート;エリア経済の活性化サポート;住まい・町再生サポート)
3 マネジメントとパートナーシップ(事業のマネジメント;コミュニティ・システム更新のためのパートナーシップ;コミュニティの診断)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momoi1523
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地産地消とは違うが、自分たちの街は自分たちで守るという”しかけ”を大学の【研究課題⇒課題解決】で実施しているのが素晴らしい。今後、既に海浜ニュータウンのような高齢化した団地街のモデルケースとして、彼らの活動を多くの人に知ってもらいたい。2014/11/11
かずさん
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執筆者らの精力的な活動が、たしかに地元の活力創造に貢献していることが伝わってくる。互いに支え合うコミュニティのあり方は今後いっそう重視されるだろうし、こうしたモデル的な優良事例が各地で盛んになれば良いと思う。ただ、根本にある理論や考え方は、どうもちぐはぐな感じで、違和感を覚えた。今の時代、エリア経済の「自立」とは、コミュニティを鎖国化することなのではなく、外部との競争に負けないオリジナリティや強みを持つことを指すのではないか。2014/05/21