目次
第1部 近松半二の魅力(寄稿 半二雑感;対談 四位一体の共同幻想)
第2部 近松半二の世界(浄瑠璃作者の系譜;近松半二作品図鑑 ほか)
第3部 近松半二の作品と上演(インタビュー 最もドラマチックな浄瑠璃作者―近松半二;近松半二の生涯と作風―附・近松半二年譜 ほか)
第4部 資料編(近松半二の映像・音声資料―作品世界への道標;近松半二主要参考文献 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NORI
20
浄瑠璃作家・近松半二の世界を掘り下げた解説書。2022年に早稲田大学内の博物館で近松半二をテーマにした企画展を開催したそうで、その記念の刊行らしい。 松井今朝子さんが寄稿した半二論が冒頭にあり、「渦」の著者・大島真寿美と文楽太夫・豊竹呂太夫さんの対談と続き、「渦」の解説的な楽しみ方ができた。 一方、半二の文学的位置づけに関する論考は、マニアック。 「妹背山婦女庭訓」の現代語訳を読んだだけで、他の作品も、文楽の観覧の経験ない状態で読んでも、十分理解できないため、流し気味。2024/06/25
今日もおひさま
2
大島真澄美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』の関連図書として読む。渦をきっかけに展示会や出版された本図書の経緯からか、大島を含む座談会や松井今朝子の寄稿文など、キャッチーで豪華な巻頭はフルカラー写真も相まって豪華な感じがする。読書メーター登録数4か… 以下ブログにて引用含め書きました https://todayisalso-stroll.com/?p=59122025/04/19