内容説明
音と出会うところ。鈴音、物売りの声から、サウンド・デザイン、パブリック・アートまで、音と環境をめぐるフィールド・ワーク。
目次
観察記 地名篇(天王洲アイル―眺めのいい場所;晴海―トワイライト・タイムの楽しみ;霞ヶ関―光のコンサート;渋谷―ハチ公の耳;原宿―ストリート・シーンからの発信 ほか)
観察記 事項篇(サウンドスケープ通信―世界の〈音環境〉ニュース;サウンド・ガーデン―音の美術館の試み;サウンド・デザイン―都市の新たな顔をめざして;サウンド・ウォッチング―東京らしい音;サウンド・ステッカー―イメージのひろがり)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
5
NHKのラジオだったか。確か「音のアルバム」という番組があったと思う。それを彷彿とさせる、目で見るとういうか、読む音のアルバムのような本である。サウンド・デザイン、タウン・リスニング、サウンド・コミュニケーション、環境音楽。音楽関係の人が読む本なのか、建築関係の人が読む本なのか、音と環境をめぐるフィールドワークと帯に書いてあるが、読んで音も出るならばどんなにが楽しいだろうに。どんな音を背景に持つのか想像しながら読んでみた。写真がカラーだったらもっと楽しかったのかもしれない。2013/01/31