出版社内容情報
生誕百年を機に,定評ある伝記を新装復刊。黄金期のパリでコクトーらと共に多彩な創作活動を展開した作曲家の作品と生涯。書簡,友人達の回想等貴重な資料を駆使して綴る。
内容説明
憂鬱症のパリジャン、無頼漢にして敬虔なる修道士。ベル・エポックのパリを背景に、天性のメロディストの生涯と作品の軌跡をたどる。
目次
青春時代
早熟の天才―黒人狂詩曲、無窮動、動物小話集
六人組―コカルド、エッフェル塔の花嫁花婿
迷い―管楽器のためのソナタ、牝鹿
書法の確立―陽気な唄、三重奏曲、田園奏楽曲
「歌」の発見―オーバード、仮面舞踏会、歌曲
信仰の発露―ロカマドゥールの黒衣の聖母への連祷、ミサ曲
エリュアールとアポリネール―こんな日こんな夜、アンナの庭、オルガン協奏曲
円熟―平凡な話、六重奏曲、典型的動物
「人間の顔」―村人達の唄、セー・モンパルナス、子象ババールの物語〔ほか〕