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いまこそロールズに学べ―「正義」とはなにか?

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393611128
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

サンデルによって話題になったロールズとその『正義論』の思想を、入門書に定評のある仲正さんが初学者向けにクリアにまとめた一冊。

内容説明

20世紀を代表する哲学者ロールズ。対立を深める社会のなかで追求した普遍的な“正義”のヴィジョンは国境を越えて影響を及ぼし“共存”の礎となってきた。彼が描いた「正義論」を辿りながらデモクラシーの未来を探ってゆく。サンデルが巻きおこした空前の「正義論」ブーム。その原点となった哲学者ロールズの、待望の入門書。

目次

序論 「正義」と“Justice”―似て非なるもの
第1章 なぜ「正義」を問題にしたのか
第2章 自由と平等の両立をめざして―「正義論」の世界
第3章 ロールズの変容―『正義論』への批判をうけて
第4章 「正義」の射程はどこまでか―「政治的リベラリズム」の戦略
終章 「正義」のゆくえ―ロールズが切り開いた地平から

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年、広島県生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。文学や政治、法、歴史などの領域で、アクチュアリティの高い言論活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

7
ロールズの入門書。ロールズの思想に加えて批判者の立場、内容を含め正義論がどのように変遷したかを辿る。格差原理に特徴付けられる思想は古典的自由主義と社会主義との狭間に漂っていた多くの論客を刺激しその後の正義論ブームとでも言うべき一大潮流となった。正義論では現実に即したものであり後々の国際関係での正義論でも現実志向であった。2014/06/04

Moloko

5
政治学の概説書で現代の政治哲学を扱う項では常連のロールズの思想について、そのコンセプトや想定していた論敵や『正義論』などに寄せられた批判への反論などを丹念に説明した本で、原典に当たる前の入門書としてはとても良かった。解説も丁寧で一種のしつこさも感じたが、それだけロールズの思想は微妙なニュアンスの変化を少しずつ滲ませたものだからだろうか。最後のあとがきで、日本にはアメリカ的なリベラルが政党政治に定着していないという指摘は3年経っても見事であり、反権力=リベラルの雑な政治はいつまで続くのか2017/03/23

popcorn

3
ロールズの議論の核となる「格差原理」とは、「社会的・経済的にもっとも不遇な人たちの福利の向上が見込まれるかぎり許容される格差のこと」であり、「無知のヴェール」(「自他の能力や属性の違いを分からなくする仮想の装置」)を用い、「マクシミン・ルール」(選択肢の内「最悪の結果が最もましなものを選ぶ」というルール)に基づいて合意が得られれば、社会の公正さが担保されるということのようです。このようなロールズの論理に基づいて政策を立案すれば、適切なセーフティネットを構築でき、まともな社会になるのではないかと思います。2013/11/25

Nさん

2
政治哲学者J.ロールズの思想を解説する一冊。大著『正義論』が有名であるが、本書は正義論以前〜以後に渡るロールズの思想の変遷を辿ることができる。序論から英語本来の“Justice”と和訳である“正義”との違いについてが明確に示されていて親切。正義の二原理、原初状態における無知のヴェールなどの理論的解説は、教科書的な理解に深みを与えてくれるだろう。功利主義やリバタリアニズムとの対決から、社会的協働を通じた(現実)政治的構想へと変化を遂げていく、後半部に関しての議論は難しかった。「公共的理性」など・・要復習!!2017/05/28

ステビア

2
仲正先生の本はわかりやすいなぁ。2013/07/28

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