内容説明
人生の極意を伝授する沢庵和承尚の名言集。
目次
一の巻 ものの見よう（義のある欲は無欲よりすぐれる；金銀は義のためにこそ使うべし ほか）
二の巻 心の有りよう（上等の楽とは、苦もなく楽もないこと；足ることを知るは極楽 ほか）
三の巻 天のことわり（天の理法に従えば成功する；自然に従えば力はいらない ほか）
完の巻 遺訓（ただ口をつぐんで死ぬばかりなり；門外の人家を移して遠く火災を避けること ほか）
感想・レビュー
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残心
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包丁という名高い料理人、この名人が牛を料理する刀を九年に一度しか磨かなかった。包丁は力を用いずに刀を使う。無理をせずに切るので刃を損なうことはない。自然に従うこと。自然にそむくときに力が必要になるのである。（内容の一部の略） 沢庵禅師論語、不動智神妙録、太阿記等から選別して、右ページに解説。劇画チックな挿絵を左ページに配置している。 挿絵が妙に味を出している。 コラムとして読むには良いかもしれない。2018/02/06
