“戦争の世紀”を超えて―わたくしが生きた昭和の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393447215
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

内容説明

「軍国少女」は、敗戦の意味を知って、目覚めた。米軍占領下での「体験」が、彼女を変えた。女性の矜持を貫き、闘志を込めて語った同時代史。

目次

第1章 時代の語り部は大人の義務
第2章 軍歌とブルースと替え歌と
第3章 「勝った勝った」から破局への道へ
第4章 繰り返される「転進」と「玉砕」
第5章 迫りくるそれぞれの最期
第6章 「終戦」ではなく「敗戦」
第7章 男女平等の新憲法誕生
第8章 「わたくし」という固有名詞で生きていく
第9章 「戦争」と「暴力」を超えて

著者等紹介

吉武輝子[ヨシタケテルコ]
1931年(昭和6)兵庫県芦屋市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。東映宣伝部に入社し、1961年日本初の女性宣伝プロデューサーとなる。東映を退社後、文筆生活に入り、1977年婦人公論読者賞受賞。現在「吉屋信子記念館」運営副委員長を務める。女性問題を中心に、広く評論・文筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星辺気楽

2
吉武さんの体験を中心に、知人の方や家族のお話。そして社会的背景も交えながら、戦争の世紀の忌わしさを壮大なスケールで語っている。「安保法制」「憲法改正」論議が未だ熟さない現代にあって、なくてはならない貴重な書籍だと思う。 2016/10/31

あきこ

1
私が生まれて育った昭和という時代を考え直した。私は平和で自由で平等な、そう思ってきた。というか最近になってかなり怪しい時代だったことは認識し始めていたが、女性にとってこんなにも戦いの時代であったとは驚いた。でも、今日の政治のありかた、親世代の物の考え方との差、急な女性の社会進出と思い当たることは多い。最近の女性の社会進出は、昭和の時代とは逆の意味の女性からの搾取に見えてならない。年金、健康保険、所得税などを考えると専業主婦では徴収できないからなのだと思えてならない。女性は社会に流されてはいけない。2011/03/21

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