内容説明
「軍国少女」は、敗戦の意味を知って、目覚めた。米軍占領下での「体験」が、彼女を変えた。女性の矜持を貫き、闘志を込めて語った同時代史。
目次
第1章 時代の語り部は大人の義務
第2章 軍歌とブルースと替え歌と
第3章 「勝った勝った」から破局への道へ
第4章 繰り返される「転進」と「玉砕」
第5章 迫りくるそれぞれの最期
第6章 「終戦」ではなく「敗戦」
第7章 男女平等の新憲法誕生
第8章 「わたくし」という固有名詞で生きていく
第9章 「戦争」と「暴力」を超えて
著者等紹介
吉武輝子[ヨシタケテルコ]
1931年(昭和6)兵庫県芦屋市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。東映宣伝部に入社し、1961年日本初の女性宣伝プロデューサーとなる。東映を退社後、文筆生活に入り、1977年婦人公論読者賞受賞。現在「吉屋信子記念館」運営副委員長を務める。女性問題を中心に、広く評論・文筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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