文春文庫<br> SUDDEN FICTION―超短編小説70

  • ポイントキャンペーン

文春文庫
SUDDEN FICTION―超短編小説70

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 569p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167254025
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ヘミングウェイからカーヴァーまで、選りすぐりのショート・ストーリーがぎっしり、七十篇。短篇小説の醍醐味が詰まった一冊です

内容説明

SUDDEN(サドン)―「いきなり」「だしぬけ」、「おもいがけない」、ぴんと張りつめて、油断のならない。長編小説が200ページかかってやることを、たった1ページでしてのける、とびきり生きのいいショートショートのアンソロジー。ヘミングウェイからカーヴァー、ブラッドベリー、さらに本邦初訳の手練の佳品がぎっしり詰まった576ページ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

106
海外のショートショートなのですが、この言葉自体があまり好きでない編纂者がプラスターズという名前を付けたけど、Sudden Fictionに最終的にしたということのようです。村上春樹さんと小川高義さんの訳で70編が収められています。同じような感じのはなく好みが出るのでしょう。このような作品集はやはり一人で書かれた方が何か読みやすさがあります。2016/06/19

中玉ケビン砂糖

65
「サドゥン・フィクション」という小気味のいいネーミングのこのジャンルは、ショート・ショートよりもまだ短く、作品によっては本の見開き2ページで終わってしまうような、ささやかな物語の数々だ(川端康成の『掌の小説』に近い)。バーセルミ、チーヴァー、アップダイク、カーヴァー、ブラッドベリ、ヘミングウェイ、マラマッドなど、よくもまあこう集めたものだ、と思える傑作集。「サドゥン・フィクションとは」をめぐる侃侃諤諤の議論も盛んで、このジャンルの可能性に対する萌芽が見られるのも興味深い(PART2へ続く)。2014/11/18

優希

45
70編も作品がおさめられているので、色々読めるお得感がありました。2022/05/31

赤星琢哉

33
超短編小説(ショートショート)が70編がぎっしり入った、アンソロジー。恐ろしい話、狂った話、泣ける話、笑える話、そして意味不明な話の数々。正直、全てを楽しめる人はいないと思うけれど、超短編なので、読み飛ばして、気軽に読めるアンソロジーです。でも、結構長い。この話良かったよな、というタイトルすら思い出せず。2017/05/22

踊る猫

27
アメリカと言っても、ポーやメルヴィルやホーソーンを生んだ国。変わり種はゴロゴロ居る。この超短編集も、そんな変わり種が収められており意外と懐の深いところはある。だが、基本的には作家たちが自分の内側から響いて来る「ヴォイス」に忠実に書いた、真っ当な作品が多いという印象を受ける。つまりリアリズムですね。バラードの濃縮小説のような趣のあるものもあり、侮れない出来ではあるのだけれど……今の目から読んでみれば「えっ! この方も!?」というビッグネームが執筆していたりするので、資料的価値も高くコスパもお得なアンソロジー2019/10/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/522293
  • ご注意事項

最近チェックした商品