内容説明
今日、社会問題としての部落問題が基本的に解決される状況が生み出されてきた。部落解放運動からの卒業という課題が現実のものになろうとしている。
目次
1 社会問題としての部落問題の解決(同和対策審議会「答申」と部落問題;社会問題としての部落問題 ほか)
2 政府の「人権」戦略(ポスト同和から政府の「人権」戦略は誕生した;「人権教育・啓発法」制定)
3 「人権擁護法」案と「差別的表現」(「差別的表現」と表現の自由;「人権擁護法」案の問題点 ほか)
4 地域住民の暮らしと社会保障・社会福祉(「失われた一〇年」;地域住民の雇用・暮らしと地域経済 ほか)
5 地域社会の激変と地域住民運動(地域社会の激変と山積する諸問題;地域住民運動の意義)
著者等紹介
丹波正史[タンバセイシ]
1947年愛知県に生まれる。現在、全国部落解放運動連合会書記長
丹波史紀[タンバフミノリ]
1973年愛知県に生まれる。現在、姫路日ノ本短期大学専任講師
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