出版社内容情報
日本の宗教思想・習俗を理解するための必須の基盤=神仏習合思想。明治の神仏分離令以来、見過されることの多かったこの視点から、我々に身近な宗教観をやさしく説き明かす。
難しい思想や実践でなく、われわれがふだん身近に接し、知りたいと思っている仏教や日本の神様への疑問に答えてくれる本です。日本の宗教、とりわけ仏教と神道を理解するには、神仏習合思想を抜きにしては考えられません。しかしながら、近代の神仏分離令・排仏棄釈以来、仏教と神道はおのおの別のものとして捉えられ、研究されてきました。本書は、この分野の数少ない専門家による、一般の読者でも日本の宗教の本質が平易に理解できる貴重な入門書です。
内容説明
日本の宗教思想・習俗を理解するための必須の基盤=神仏習合思想。明治の神仏分離令以来、見過ごされることの多かったこの視点から、われわれ日本人に身近な宗教観をやさしく説き明かす。
目次
1 日本人と宗教(日本の宗教;日本人の宗教観;仏たちの浄土)
2 神仏習合思想と宗教交渉(日本仏教史上の神仏習合思想;中世日本の神と仏―神仏習合思想の展開;キリスト教とイスラム教との出会い―宗教交渉史の一断面)
3 日光山と神仏信仰(世界遺産と日光山の信仰;日光信仰と文芸;家光公の堂社造営;日光山輪王寺宮と徳川将軍家)
著者等紹介
菅原信海[スガワラシンカイ]
1925年栃木県日光市に生まれる。1951年早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。現在、妙法院門跡門主、天台宗勧学、大僧正、望擬講、早稲田大学名誉教授、文学博士
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感想・レビュー
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