内容説明
運命の女神から完全に見放された不運な男、天堂サイガ。ハードボイルドな世界に憧れて探偵になったはいいが、彼のもとに舞い込むのは、珍妙、奇怪、オカルトめいた依頼ばかり。ある案件の調査中、謎の黒衣の者たちに捕まった天堂は、彼らの壮大な目論見に巻き込まれ、助手の凄腕占い師ヒン・レイとともに祭鳴町を駆け巡る。そして彼らは思いもよらぬ結末へと導かれ…「災難探偵」の身に降りかかる史上最大の災難とは?
著者等紹介
黒史郎[クロシロウ]
1974年生まれ。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞する。2009年短篇「ラゴゼ・ヒイヨ」で、史上最小のクトゥルー神話賞の最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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烏骨鶏
2
うぅ~む、史上最不運な探偵さんの、ものすごく不憫なトンデモストーリーである。作者さんのおっしゃるとおり、異能の人を描くのは楽しかろうと思う。2023/04/13
ぺー太郎
1
お金は無いしせっかくの依頼も道中事故ってパアだし、解決したって協力頼んだ助っ人へのツケが溜まるし今日も腹ペコ・・そんな歩けば不幸に当たる災難探偵天堂サイガがいいキャラしてます。ミステリ探偵小説のような事件に憧れてるのに上記のような有様。凄腕の占い師の助手に事務所に入りびたりの小学生達と賑やかなキャラ達とちょっと不思議な事の起こり易い祭鳴町。このキャラ達で是非続きも読みたいです。ゲームの後日談ですが、小説から読んでも全く問題ありません。楽しい小説が読めたなあと読後感は爽やかです。2023/04/07
瀬古悠太
0
災難探偵サイガ #読了 災難探偵とは一体どんなジャンル何だと読み進めていったら なるほど!こういうことか!?🤣 流石は #黒史郎 先生!やられました! テンポも良く実に魅力的なキャラクターばかりでゲームをプレイしている様な感覚でした 面白い!!2024/05/15