出版社内容情報
高齢化が急速に進行し、ひとり暮らし世帯が最も多い家族形態となっている現在、自分の家で人生の最期を迎えるしかない、という人が増えています。
本書の著者は、在宅ホスピス医のパイオニアとしてNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演。約200人の独居末期がん患者を在宅で看取っています。
天涯孤独の人、家族と離れ離れに暮らす人、陽気な人、物静かな人……本書では、著者が看取ってきた在宅ひとり死のさまざまな生きざま、死にざまを紹介。安らかな最期を迎えるために大切なことを伝えます。
『おひとりさまの老後』で知られる上野千鶴子氏も「在宅ひとり死の予行演習をさせていただいた気分です」と推薦!
第一章 独り身が家で死ぬのはわがままですか?
末期がん患者の3つの特色
ホスピスケアと緩和ケアについて
第二章 ひとり暮らしの在宅死が難しい理由
独居患者のリビングウィルについて
第三章 独り身の在宅死を支える人々
死後の手続き、処理について
内容説明
独り身は、明日の我が身。“お迎え”を認め、人生を安らかに“退く”ために―
目次
第1章 独り身が家で死ぬのはわがままですか?(家で死ぬことは決してわがままではありません;ひとり穏やかに逝くために“鎖”を外す;「独り身」は明日の我が身;自宅での生活が長期に及ぶ末期がん患者のためのケア)
第2章 ひとり暮らしの在宅死が難しい理由(自ら心を開いて孤独から抜け出す;末期がんで認知症でも自宅で最期を迎えられる;在宅ホスピスケアでの介護の基本)
第3章 独り身の在宅死を支える人々(身寄りのない人への善意の地域力;不安があったら気兼ねせずに打ち明ける;“死に目”に会えなくてもいいではありませんか?;天涯孤独でも家で最後を迎えられる)
著者等紹介
川越厚[カワゴエコウ]
医療法人社団「パリアン」理事長、クリニック川越院長。1973年東京大学医学部卒業。茨城県立中央病院産婦人科医長、東京大学講師、白十字診療所在宅ホスピス部長を経て、1994年より6年間、賛育会病院長を務め、退職。2000年6月、自らのクリニックを開業すると同時に、主にがん患者の在宅ケアを支援するグループ「パリアン」を設立。訪問看護、居宅介護支援、訪問介護、ボランティア等のサービスを提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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