内容説明
「友だちがいないやつは格好悪い」「居場所がないことは恥ずかしい」―そんなふうに悩むあなたへ。どこにも所属できない居心地の悪さについて、とことん考えてみよう。学ぶとは、その場所のルールを疑うこと。アウトサイダーの思想を手がかりに世界を旅する一冊。
目次
アウトサイダーになって(異星人としての経験―夏目漱石とデヴィッド・ボウイ;アイデンティティとは何か―スチュアート・ホールとホミ・K・バーバ;トランスナショナルな生き方―ベネディクト・アンダーソンとガヤトリ・スピヴァク;他者に出会うこと―エマニュエル・レヴィナス、ハンナ・アーレント、そしてアウシュヴィッツ)
「あなた」を探して(自分のなかにいる他者―ジミ・ヘンドリックス;「居心地の悪さ」を引き受ける―ジークムント・フロイトとエドワード・サイード;わからなくてもステイ・ウィズ・ユー―C・G・ユングと孫、そして東日本大震災;メッセージをどう届けるか―タラル・アサドと酒井直樹)
日本から離れて(日本から距離をとる―西川長夫と村上春樹;故郷はどこにあるか―尹海東とポストコロニアル;日本のなかにある見えない場所―被差別部落と太鼓;居場所のなさえお生き切る―藤間生大と東アジア)
著者等紹介
磯前順一[イソマエジュンイチ]
1961年、茨城県水戸市生まれ。国際日本文化研究センター教授、磯前プロジェクト室主宰。静岡大学人文学部日本史・考古学専攻卒業。東京大学大学院人文科学研究科宗教学専攻博士課程中退。博士(文学)。専門は宗教学、批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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