出版社内容情報
痴呆の症状に応じた対応のしかた、最新の治療薬、介護者の心がまえ、公的援助の受け方など、役に立つ情報満載。
内容説明
本書は、一九九八年に発刊した“痴呆症はここまで治る”を増補改定し、新編としたものである。第三の痴呆症ともいわれるレビー小体型痴呆、近年試みられている軽度認知障害や軽度の痴呆の進行を遅らせる方法、新薬などを紹介するとともに、成年後見制度など痴呆症の高齢者をサポートする制度、痴呆と介護に関する情報の入手先、相談先などの新しい情報を盛り込んでいる。
目次
1 痴呆症を誤解していませんか?―痴呆症の正しい知識
2 治る痴呆、防げる痴呆―痴呆症の診断と治療
3 介護にあたってこれだけは心得ておこう―痴呆症の介護の原則と心がまえ
4 こんな症状も対処のしかたで軽くなる―異常な言動の予防と対処法
5 病気や事故はこうして防ぐ―日常の健康管理と環境の整備
6 介護は家族で抱え込まない―公的援助の利用法と相談先
著者等紹介
小阪憲司[コサカケンジ]
医学博士。横浜市立大学医学部精神医学教室教授。1939年三重県伊勢市に生まれる。金沢大学医学部卒業。1991年、横浜市立大学医学部精神医学教室教授に就任し、現在に至る。1995~1997年、同大学医学部付属浦舟病院長。現在、同大学付属市民総合医療センター精神医療センター長を兼務。医学博士。日本神経精神医学会理事長。日本痴呆学会・日本神経病理学会・日本老年精神医学会・日本アルコール精神医学会・日本精神科救急学会理事。Neuropathology・Dementia・精神医学・最新精神医学編集委員。「老化性痴呆の臨床」「老化性痴呆と抗痴呆薬」「ウエルニッケ・コルサコフ脳症」など著書・論文多数。1960年代後半より痴呆性疾患の臨床や脳病理の研究に携わり、第一線の痴呆症の臨床医・研究者として高い評価を得ている
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