目次
樋口一葉が『たけくらべ』で描いた古き良き浅草と、一葉・啄木の本郷―吉原大門から鷲神社・浅草寺へ
池波正太郎『剣客商売』の粋人剣豪・秋山小兵衛が歩いた街―橋場から今戸を抜けて浅草へ
江戸落語『明烏』の若旦那は日本橋田所町から通ったけれど、今は乙な散歩コース―吉原見返り、かっぱ橋・稲荷町
森鴎外『雁』のお玉が東大生にほのかな思慕を寄せ、さだまさしが母を唄った―忍ぶ忍ばず「無縁坂」散策
夏目漱石『三四郎』『吾輩は猫である』の息吹きを今に残す―本郷から千駄木・谷中への道
横山大観が学び、多くの芸術家を輩出した芸大のある“都会のオアシス”―上野の森「美術館」めぐり
山本周五郎『柳橋物語』のおせんが辛酸をなめ、人の情に涙した町―浅草橋・柳橋そして人形町
長谷川伸『一本刀土俵入り』の駒形茂兵衛は遊侠の徒に身をやつしたが…―両国「相撲部屋」めぐり
松尾芭蕉『奥の細道』はここから始まり、小津安二郎もこの地をこよなく愛した―森下町から清澄庭園・深川へ
武田麟太郎は『銀座八丁』を書き、井上友一郎は「銀座の雀」を書いた…―銀座「粋な小路」ひろい歩き〔ほか〕