出版社内容情報
死闘につぐ死闘。西海を血に染めた源平対決の果てには・・・
「私は森村さんが兄貴分のようにふと錯覚しそうになる。(中略)もちろん実際年齢は森村さんのほうが下である。四つぐらいは、私が上だと思う。ところが、それを逆に感じてしまうのだ。作品にしても、私は森村小説に成熟した大人を見出す。(中略)『忠臣蔵』『太平記』『平家物語』と読み続けて、私は突如として出現した絢爛たる森村さんの一群の本格推理に、触れたような感銘を受けた。私は森村さんの本格推理小説と史劇を、残らず完読したくなっていた」(笹沢佐保氏解説より)
内容説明
死闘につぐ死闘、修羅王・義経起つ。