内容説明
写真をたくさん使ってわかりやすくしたこの小さな本の中に著者は自分が料理をする際の秘密の原則を正直にまとめた。紹介する料理のほとんどは30分以内でできるものばかり、調理法やプロの料理人がするみたいな盛りつけ方、テーブルセッティング、部屋の雰囲気づくりにいたるまで、順番に説明している。
目次
1 COOKING(なすとカッテージチーズのグリルサンドイッチ;シーフードと野菜の欧風炒め;えびのコンフィにんにく風味 ほか)
2 DECORATING(ミント風味のグリーンピーススープ;いわしとほうれん草のクルスティアン;エキゾチックフルーツのインスタントクランブル ほか)
3 STAGING(メロンと生ハムのポルト風味;マンゴー風味のフロマージュブランムース;オリーブのマリネハーブ風味 ほか)
4 EXPERIENCE(ロマンチック・ラーメン;ジャパニーズ・ピクニック;ベランダ・バーベキュー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
374
著者はモロッコ生まれのフランス人。フランス大使館文化担当官として来日。食だけでなく、幅広く文化活動を行う。さて、本書の目的は「料理で彼女を夢中にさせる」こと。昔は「男の胃袋をつかめ」などと言われたものだが、昨今は逆のようだ。調理道具は中華庖丁と万能庖丁、そしてペティナイフだけ。これで37のお料理を作るのである。前菜からスープ、メインディッシュ果てはデザートまで。しかも、調理時間は準備も含めてわずかに30分以内。有用性はなかなかに高い。そしてエピローグでは「料理は他人のためならず」という結論にいたる。2022/02/14
kiisuke
20
初版が15年も前のレシピ本なのに古さは全く感じさせない。まるで美しい写真集のようでうっとりします。『男性が大切な女性を招いて振る舞う料理』というコンセプトで作られていますがむしろ女性におすすめかも。料理を楽しんで誰かと幸せを味わう。所々に散りばめられたパトリスさんのコメントも素敵です。『料理とは生活の中のひとつの技ではあるけれど、それよりもまず、ひとつの愛の物語』というパトリスさんの思いが伝わってくる、眺めているだけでも楽しい、本当に美しい一冊。2015/04/02
ゆまち
1
むしろ女子にオススメしたい。これいいよ。