内容説明
雌猫トマス・グレイと、数学者ルーカス・ファイストが、深遠な哲学を語るファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yosuke
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今までの日本の小説とは毛色が違って読みづらい面もあったけど、こういう本もまた面白い2017/08/28
カムリン
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独特の文体で引き込まれる。小説というか、寓話というか、大人のメルヘンというか、どういう受け止め方で読めばいいか迷ったが、一応小説ということにしておこう。構成も独特だが、ストーリーとしてはサクサク進むので読みやすい。英国という国、ケンブリッジという町、そして大学教授たちのあり方がとても面白い。猫や哲学はおまけ程度で、ケンブリッジの学者ライフを味わうつもりで読むといい。2012/07/11