出版社内容情報
矢倉 芳則[ヤクラ ヨシノリ]
著・文・その他
いなみ さなえ[イナミ サナエ]
イラスト
目次
第1編 ソクラテスの生涯(古代ギリシャの風土と歴史;ソクラテスの生涯と時代)
第2編 ソクラテスの思想(ソクラテス以前の思想と哲学;ソクラテスの哲学)
著者等紹介
矢倉芳則[ヤクラヨシノリ]
前北海道高等学校「倫理」「現代社会」研究会会長。学習院大学哲学科を卒業後、北海道立高等学校の教員となり、各校で教諭、教頭、校長として勤務する
いなみさなえ[イナミサナエ]
東京都出身。広告代理店勤務を経て、フリーイラストレーターとなり現在に至る。児童書、学習参考書など、主に教材関係の挿絵・図解を中心に制作。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キイチ
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とある本で「メタ認知」を見て意味を調べて、「メタ」→概念の起源は「無知の知」→ソクラテスとなり、マイブームがソクラテスなので購入。時代背景の説明が長く、漫画部分もそんなに多くは無いのだが、全体的に分かりやすくソクラテスの人なりを簡単に確認したいのであれば良い本だと思う。 ソクラテスカッコいい。 実際はどうなのかは知らんが、こう描かれているのなら、何かしらの魅力があった人なんだろうな。途中で紹介されていた神話が気になり、神統記を購入。本の旅は終わらない。2021/01/26
Utsugi Yuan
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西洋哲学の半分はソクラテス、もう半分はキリストの死の上に成り立っているという文を別の本で読み、そういえばソクラテスが処刑されるまでの流れをよく知らなかったなと思って読んでみた。テキストが時代背景の説明などかなり詳しく長々書いてあるので正直わかりやすくはなかったが、ソクラテスの人物像、当時のギリシャ社会の空気は掴めた。ソクラテスが処刑を逃れようと思えば逃れられたのにそうしなかったこと、その判断をどう評価するかということが、より善く生きるとはどういうことなのかという命題に直結している。2020/02/23