出版社内容情報
炎上・フェイク・陰謀論──
「ネットの問題」がリアルな政治を脅かし始めた
いま最も必要な知識を、第一人者が伝授する
なぜ「あの人」に
熱狂してしまうのか?
* 与党を叩けばフォロワーが増えるのはなぜか?
*「 政策の中身」<「言葉の強さ」という本末転倒
*「 炎上」には熱狂する少数しかいない
* 日本は「ディープフェイク」に騙されやすい
*「 表現の自由」と「ネット規制」のジレンマ
* 怒りや憎悪は、他の感情よりも広まりやすい
* 政治や社会への不信が拡散され「陰謀論」が生まれる
* インターネットの情報化時代は200年続く
ネット社会を生き延びるための知識が満載!
刹那的な感情を煽る「ネット炎上」、真偽不明の「フェイク情報/陰謀論」の拡散は以前から問題視されてきたが、今や政治の世界を覆い、選挙結果を左右するまでになった。米大統領選から参院選まで、注目を集めることに最適化した極端な主張を持つ候補者が支持を得た。既存の政治を破壊するネットの論理とメカニズムとは何か。今後ますますスタンダードになるであろうSNSの暴力と、私たちはいかに対峙すべきか。近年、急激に進む政治とネットの融合を、若き第一人者が問い直す。
【目次】
はじめに──SNSが選挙を動かす時代
第1章 SNSが選挙を変えた年──2024年の衝撃
1 2024年──SNSと選挙の転換点
「石丸現象」という名の地殻変動/ナラティブが選挙を動かした兵庫県知事選/SNSと社会が乖離した2020年都知事選で/利用するが信頼はしていない
2 2025年参院選──加速したSNSの影響
ネットが生み出す熱量/SNSが争点を決めるのか?/既存メディアはネットに負けたの
か?/自民党を叩けばフォロワーが増える?/外国の影が忍び込むとき
3 SNS×選挙が人々にもたらしたもの
SNSは候補者をどう変えたか/情報が専門家から一般市民のものに/「偶然の出会い」が投票を後押しする
4 「注目されたもの勝ち」の経済原理は民主主義に何をもたらすか?
政策よりも言葉の強さが求められる時代/「言えば叩かれる」社会/瞬間的な人気が勝ち負けを決める/SNS選挙時代に問われる有権者の行動
第2章 炎上のメカニズム──「言葉の刃」としてのSNS
1 「言葉の刃」が人を萎縮させる
言葉が人を傷つけるとき/誹謗中傷が民主主義を破壊する/知らぬ間に刺さる言葉、気づかぬ痛み
2 炎上する民主主義
怒りの連鎖が議論を消すとき/炎上は熱狂する〝少数?から始まる/極端な声が多く見えるのはなぜか?/怒りはネットで拡散しやすい
3 炎上が広がるメカニズムとは?
炎上は加速し、拡散し、そして持続する/メディアとSNSがつくる炎上の連鎖/注目が暴力を生むアテンション・エコノミー
4 誰が炎上に参加しているのか?
世帯年収が高いほど炎上に関わる/誰が炎上を呼び寄せるのか?/その「正義」は本当に必要なのか?/過剰な萎縮という罠
第3章 フェイク──民主主義を揺るがす誤情報
1 フェイク情報が選挙結果を左右する
真偽不明情報が蝕む選挙空間/「フェイク情報元年」には何が起こったのか?/フェイク情報はいつの時代も存在した/日本でも広がるフェイク情報の現実/日本は国際的に見てもフェイクに弱い/陰謀論が政治を揺さぶる
2 実証研究が示す「人はこうして騙される」
フェイク情報に多くの人が騙される/自信がある人ほど騙されるという逆説/陰謀論は誰にでも忍び寄る/フェイク情報が持つ「広まりやすさ」の仕掛け/フェイク情報が民主主義を揺るがすとき
3 生成AIによる「with フェイク2・0時代」の到来
生成AIの光と影/ディープフェイクはすでに社会を歪めている/あなたも見抜け
内容説明
刹那的な感情を煽る「ネット炎上」、真偽不明の「フェイク情報/陰謀論」の拡散は以前から問題視されてきたが、今や政治の世界を覆い、選挙結果を左右するまでになった。米大統領選から参院選まで、注目を集めることに最適化した極端な主張を持つ候補者が支持を得た。既存の政治を破壊するネットの論理とメカニズムとは何か。今後ますますスタンダードになるであろうSNSの暴力と、私たちはいかに対峙すべきか。近年、急激に進む政治とネットの融合を、若き第一人者が問い直す。
目次
第1章 SNSが選挙を変えた年―2024年の衝撃(2024年―SNSと選挙の転換点;2025年参院選―加速したSNSの影響;SNS×選挙が人々にもたらしたもの;「注目されたもの勝ち」の経済原理は民主主義に何をもたらすか?)
第2章 炎上のメカニズム―「言葉の刃」としてのSNS(「言葉の刃」が人を萎縮させる;炎上する民主主義;炎上が広がるメカニズムとは?;誰が炎上に参加しているのか?)
第3章 フェイク―民主主義を揺るがす誤情報(フェイク情報が選挙結果を左右する;実証研究が示す「人はこうして騙される」;生成AIによる「withフェイク2・0時代」の到来)
第4章 規制で解決できるのか?―情報流通の社会的枠組みを問い直す(法的規制の光と影;民主主義を守るための情報社会設計とは何か?)
第5章 人類総メディア時代をどう生きるか?―未来への提言(人類総メディア時代の生き方;歴史から「今」を見る;「表現の自由」を軸とした社会的進化)
著者等紹介
山口真一[ヤマグチシンイチ]
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授。1986年東京生まれ。博士(経済学・慶應義塾大学)。専門は計量経済学、社会情報学、情報経済論。NHKや日本経済新聞をはじめとして、メディアにも多数出演・掲載。KDDI Foundation Award貢献賞をはじめ受賞多数。また、内閣府「AI戦略会議」「人工知能戦略専門調査会」をはじめ、総務省、厚生労働省、文部科学省、公正取引委員会などの様々な政府有識者会議委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



