内容説明
本書は、松陰の精神の構えとでもいうべきものに重く着目しつつ、彼の生誕から処刑による死までの生涯を辿る。
目次
1 修業時代
2 海外渡航
3 幽囚
4 激発
5 草莽崛起
6 不朽なる神
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
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吉田松陰について調べるなら、まずコレを読まないといけないと先生が仰ったので読んでみた。後期水戸学を調べていて、その後の思想的変遷が気になり、松陰のそれと何が同じで、また違うのかということと、松陰の塾の性格について関心があるけど、概して、近代から近世をみるのではなく、近世から近代をみてみたら、一体どういう景色が広がっているんだろうという好奇心だったりする。高橋先生の言うところの松陰の「先覚後起」の思想、認識と実践の統一要請ゆえの葛藤。思想とは葛藤であり、我々が永遠に過渡的存在であることの例えが印象的だった。2011/12/13
竹田拓郎
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志を立てるためには人と違うことを畏れてはならない。世俗の意見にも惑わされてもいけない。死んだあとの業苦を思い煩うな。また目前の安楽は一時凌ぎと知れ。百年の時は一瞬に過ぎない。君たちはどうか悪戯に時を過ごすことなかれ。2014/04/01
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