内容説明
室町幕府、織田・豊臣政権や朝廷など公武の世俗権力と、延暦寺大衆をはじめとした顕密寺社との関係に注目し、中近世移行期の京都において法華宗(日蓮宗)がたどった軌跡を読み解く。「戦国仏教」としての法華宗(日蓮宗)の特質に迫る待望の書!
目次
1 師僧と檀徒(戦国期・近世初頭における本阿弥一類の法華信仰;戦国末期畿内における一法華宗僧の動向―日〓『己行記』を中心に ほか)
2 寺地と京都(天文法華の乱後、法華宗京都還住に関する考察―近江六角氏との関係を中心に;中世本能寺の寺地と立地について―成立から本能寺の変まで ほか)
3 勧進と経済(「天正四年の洛中勧進」再考―救済、勧進、経済;勧進と法華宗―新在家を中心に ほか)
4 東山大仏と京都(東山大仏の歴史的意義;東山大仏と豊臣政権期の京都―秀吉在世時を中心に ほか)
著者等紹介
河内将芳[カワウチマサヨシ]
1963年大阪市に生まれる。1987年京都府立大学文学部卒業。1999年京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。1987年甲南中学・高等学校教諭、2001年京都造形芸術大学芸術学部専任講師、2003年同助教授、2005年奈良大学文学部助教授、2007年同准教授、2010年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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