出版社内容情報
福田 清人[フクダ キヨト]
編集
網野 義紘[アミノ ヨシヒロ]
著・文・その他
内容説明
かつて明治・大正・昭和の三代に渡って、永井荷風という一陣の風が吹き抜けて行った。風は語った。日本の文明を、日本の四季を、そして人の世のすさまじさと人間の悲哀を、…今、私たちには風が残して行った言葉に、もう一度、心を向ける時が来ているのではないだろうか。
目次
第1編 永井荷風の生涯(山の手の子;文学修業;洋行時代;戯作者的姿勢;独居凄涼)
第2編 作品と解説(『あめりか物語』;『ふらんす物語』;「花火」と「散柳窓夕榮」;『腕くらべ』;『〓(ぼく)東綺譚』)
著者等紹介
福田清人[フクダキヨト]
1904(明治37)年長崎に生まれる。1927年東京帝国大学文学部国文科卒。立教大学教授をへて、実践女子大学教授、日本近代文学館常任理事を歴任。1995年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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