内容説明
揺れている少女の心を覚えていたい。おおた慶文とのコンビで贈る。第1回詩とメルヘン賞受賞作家きのゆりの自選アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
27
かつて、やなせたかしさんは次のように言いました。「人生は荒涼としている。人間はさびしい。詩までが難解となり額にシワをよせて理解しなくてはならないというのはつらいことだ。だからぼくは抒情詩を愛する。」・・・本書には私の好きなおおた慶文さんの絵がたくさん。うれしいな。2015/09/16
保山ひャン
1
詩とメルヘン創刊15周年記念出版。本詩集は自選アンソロジーになっており、空にいるお父さんに捧げられている。1.風のかたち、2.ほおずき、3.恋。「少女の髪が揺れている 風のかたちに揺れている だから 風が よく見える」(風のかたち)、「ねこってね まじょが ねむたいことばや けだるいしぐさを あつめて それをいとにして それから その 『ねむけいと』で あんだ まじょの てづくりなの」(ねこ)など、形のあえかなものに対する優しい眼差しがいい。恋の詩は切ないけど。各詩におおた慶文さんが絵をつけている。2024/10/23
agri
0
青空と風、花と蝶々。愛の抒情に添うおおたの絵も好い2009/03/09
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