内容説明
葉祥明が描く、夭逝詩人・立原道造の世界。風景と、リリシズムと―詩を愛する人に贈る抒情詩画集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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98
草原がある景色、山がある景色、花畑がある景色…。葉祥明が描くイラストは、いつも目にする景色ではなく、どこか遠くにある光景が描かれているような気がします。だから、絵を見ていると、どこかに旅をしたような気持ちになってしまうのです。柔らかな光、やさしい色が心の影を照らしてくれるます。そして、その絵とともに立原道造の詩があるのですが、詩を見て考えるとか、絵を見て感傷にひたるとかは、ここでは必要ないような気がします。何かを忘れたいとき、何かから離れたいときに、この世界に埋没してしまえばいいのだと思うのです。2014/04/01
小夜風
22
【所蔵】葉祥明さんが描く立原道造の世界。「詩的軽井沢」の春夏秋冬。葉祥明さんの絵には詩がよく合いますね。24歳で夭逝した詩人、立原道造の繊細な詩は、とても心地好く胸に響きます。素敵です。2014/03/17
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