出版社内容情報
人類の月面到達をささえた卓越した数学者キャサリン・ジョンソン。「人間コンピュータ」と呼ばれたキャサリンの非凡な人生を描く。世界の多様な人々にスポットライトを当てた、新しい伝記シリーズの1冊。
内容説明
人類の月面到達をささえた非凡な数学者キャサリン・ジョンソン。キャサリンの人生をのぞいてみましょう。みなさんはこんなことを知っていましたか?キャサリンは「人間コンピューター」と呼ばれていました。キャサリンはわずか14歳で高校を卒業しました。
目次
数える才能
キャサリンの質問
分離し、かつ不平等
壁を打ち破る
新たな旅路
職場の女性
変化への挑戦
宇宙開発
アポロ11号
「偉大な飛躍」
輝かしいキャリア
栄誉と称賛
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃんじろー
1
歴史的、科学的、もちろん伝記的要素もあり、の多角的な伝記は新鮮な感じがする。 フルカラーで横組みなのも新しく、スイスイ読めてしまうのでは!? キャサリン・ジョンソンさんの訃報に際して本書を読み返す。 彼女の好奇心に満ちた眼差しと、柔和だけれども確固たる意志を感じる笑顔が、本当にステキだと改めて思った。2020/02/17
林檎の葉
1
アポロ11号計画に関する写真がふんだんに載っていて、当時の興奮が伝わってきた。実際に月面に着陸した宇宙飛行士は有名だけど、縁の下の力持ちで計画を成功に導いた女性がいたのだ。彼女が生きているうちにその業績が日の目を見てよかった。大統領自由勲章が授与された2015年当時の大統領が初のアフリカ系アメリカ人、オバマ大統領であったことは運命だろう。▼彼女の死没が3日前で泣いた。存命のうちに読み終えたかった。101歳。ニュース記事に病名の記載が見当たらないから、大往生だったのだろうか。長生きでしたね。2020/02/27