内容説明
復原透し図でよみがえる世界の大都市の「昔」。透明シートに印刷した、正確で詳細な都市のカラー復原図。透明シートをめくると、現在の都市の姿を示すカラー写真。都市の主な建築を図示した配置図。都市の成長を各時代ごとに色分けした市街図。都市の歴史の細部にこまやかな光をあてる豊富な図版。復原図に示された都市の成長の歴史と文化を詳しく解説した本文。世界18の都市の過去と現在を生き生きと再現。
目次
アテネ―アゴラ、紀元前5世紀
ローマ―帝国の都市(紀元4世紀)
イスタンブール―アヤ・ソフィアと宮殿(紀元6世紀)
エルサレム―旧市街と神殿の丘(1150年)
フィレンツェ―都心部と大聖堂(1430年)
バルセロナ―港と旧市街(1570年)
プラハ―小地区とプラハ城(1610年)
アムステルダム―旧市街とダム広場(1630年)
メキシコシティ―ソカロと王宮(1700年)
パリ―シャンゼリゼー大通りとルーヴル宮(1740年)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春
9
世界の都市の歴史と風景の移り変わりがわかる本。透明のフィルムのページがあって、現在の風景の写真に重ねて比較できる。割とどこの都市も道や区画に面影があって、歴史を感じられて面白い。東京のページが最高。「この都市では、死に物狂いのラッシュアワーにそなえて腕力のある男たちが雇われ、このうえない礼儀正しさで、通勤者を満員電車に押し込んでいる」「他のいかなる文化から見ても、東京はこの世の地獄である」何故か東京だけキレッキレ。他国はこんなに辛口ではないのに。怪しい和訳が癖になる。エルサレムいつか行ってみたい。2021/12/23
naoto
0
今と昔の都市景観を、フィルムを使って比較できる本。昔の風景がいいのもあれば、今の方がいいなと思うのもある。ニューヨークにワールドトレードセンターが健在なのが時代を感じる…2015/06/05