- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
『メルガリウスの天空城』をめぐる戦いから時が経ち、ついにシスティーナたちがアルザーノ帝国魔術学院を卒業する日がやってきた。しかしグレンは最後にとんでもない要求を生徒たちに突き付けて――
内容説明
来るべき比翼の日、だがそこに堕落の果実を強奪する組織が現れ―『大惨事チョコレート大戦』。グレンの反対を押し切り魔獣退治についてきたシスティたち。彼女らを待っていたのはサキュバス!?―『世界最強の魔獣』。あの“迷”探偵がまたまた登場。今度は怪盗と直接対決?―『魔導探偵ロザリーの事件簿・飛翔編』。国外任務のためグレンとセラが潜入。怪しまれないよう新婚夫婦を装うことになり―『偽装夫婦のシンフォニー』。そして―禁忌教典をめぐる戦いを終え、卒業の日を迎えたシスティたち。だが現れたグレンは最後にとんでもないことを突きつける―「要するに、“最後の卒業試験”ってやつだ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
ドラマガで連載していた4作品に、書き下ろしでグレンの最後の授業を加えた短編集第11弾。バレンタインを巡るチョコをもらえないモテない男たちの蜂起とその結末。グレンが三人娘+マリアと向かうサキュバス退治の顛末。煽り続けて直接対決を挑まれた怪盗Qに、その無能っぷりを露呈させた魔導探偵ロザリーの強運。隣国への潜入捜査で偽装夫婦役となったグレンとセラの甘いエピソード。そして卒業間近の生徒たちにグレンが課した最終試験。今回もグレンと三人娘のやりとりが楽しかったですけど、イヴのツンデレっぷりもいい感じに効いていました。2024/10/20
椎名
9
本編完結後の書き下ろしを含めた短編集。久しぶりにロクでなしシリーズの空気感を味わえて嬉しかった。ドラマガ連載分も合わせていつものテンション感で、だからこそこれで本当に終わってしまうことが寂しくもある。良いシリーズでした。2024/10/22
藤崎
5
短編集11巻目は、いつもの4+1構成。バレンタインの馬鹿騒ぎとアレな顔するマリアの挿絵に爆笑するやつと完全にいつものなロザリー編としれっとねじ込まれてるプレ編と、そして書き下ろしは、卒業のお話。単純に卒業式だけじゃなく卒業試験を絡めて来るあたりが流石というからしいというか。そしてやっぱ卒業式はめっちゃ大団円感が出ますねぇ・・・まぁ、卒業後も人生が続くように、短編もボーナスステージ続行中ですが。ところでプレ編のイヴ、優先順位違うのに態度大体同じなの「本質」って感じで笑う。そんな感じで、とても綺麗な終幕でした2024/10/19
MoriTomo
4
システィーナたちの卒業を描いた書き下ろしがあり、他の収録作のラブコメディも面白かったです。 この短編集でしか味わえないロクアカの日常エピソードに、たくさん笑わせてもらったので、読んでて楽しかったシリーズでした!2025/02/22
Abercrombie
4
短編集。いつも通りの笑えるバカ話四篇+卒業式回。これまでの振り返りと生徒たちの成長が描かれる最終話は、ちょっとドタバタが余計に感じたけど、学園モノとしてきれいに完結したと思う。2024/12/21