不安―ペナルティキックを受けるゴールキーパーの…

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784384050004
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

かつてサッカーのゴールキーパーだったヨーゼフ・ブロッホは勤め先の工場を解雇され、町をうろつくなかで衝動的に殺人を犯す。しかし、日々は淡々と続いていく--。不安におののく人間心理が魅惑的に描かれた、2019年ノーベル文学賞を受賞したペーター・ハントケの初期代表的小説。1971年刊行の初訳を復刊。

内容説明

サッカーのゴールキーパーとして鳴らした男ヨーゼフ・ブロッホ。認知するさまざまな対象が、殺人事件の結果として、どのようにして次第に言語化されてゆくか―。

著者等紹介

ハントケ,ペーター[ハントケ,ペーター] [Handke,Peter]
1942年オーストリア、ケルンテン州グリフェン生まれ。1966年に小説『雀蜂』でデビュー。同年、「47年グループ」プリンストン大会での批判的な発言で注目され、ドイツ、フランクフルトで上演された戯曲『観客罵倒』で一躍脚光を浴びる。その後現在にいたるまで、小説、戯曲の他、翻訳、ラジオドラマ、詩にわたって精力的な創作活動を続けている。1990年代にはユーゴスラビア紛争についてセルビア支持の発言によりマスメディアからの攻撃を受ける。2019年ノーベル文学賞受賞

羽白幸雄[ハジロユキオ]
ドイツ文学者。1909年1月、広島県大崎上島町生まれ。1932年京都帝国大学文学部独文科卒。成城高等学校(旧制)教授、広島高等学校(旧制)教授、広島大学教養部助教授・教授、成城大学経済学部教授を歴任、広島大学名誉教授。広島県立美術館長、広島ペンクラブ会長を務める。1951年原民喜詩碑建設委員長。1971年中国文化賞受賞。1986年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえうえ

15
主人公が元ゴールキーパーということで、言葉を交わさぬとも相手のささいなしぐさで相手の意思を判断するくせがあるのが面白かった。PKのとき、キッカーのしぐさを観察して決断するゴールキーパー。2020/07/09

Pustota

7
思わずこちらも不安になる緊張感。この作品には二つの不気味さがあると感じた。一つは、普段疑わない、物を名指す言葉の機能が疑わしく思え、苛立ちや圧迫感として襲い掛かること。もう一つは、自らの振る舞いが意図せず秘密を暴くこと。前者は冒頭から絶えずまとわりつき、それが衝動的な犯行に結実した後は、後者が浮かび上がってくる。それは、特定の言葉が自らの何かを規定することに繋がり、身体的であると同時にやはり言葉の話でもある。ゴールキーパーの話は最後の最後まで出てこないのだが、ある種作品の謎解きのような形で非常に印象的。2020/04/05

Mark.jr

3
もう既にWim Wenders監督によって映画が撮られているみたいですが、もっとMicheal Haneke監督みたいな容赦のない作風の人に、サタンタンゴみたいに5時間ぐらいの尺で映画化してもらいたいです。2023/01/14

思弁的プリキュア

2
クソ面白いな。ノーベル文学賞にも納得。色々話してぇーー2020/02/01

代拿邁人☆

1
有名な割にはかなりスベってる内容だったと思った。テーマがかっちり決まっている分、もっと描きようがあったんじゃないかと思ってしまうけど…翻訳も癖があり少し古臭いので、刊行中のハントケコレクションには新訳が入るかも?2024/02/26

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