内容説明
住宅産業はいま、かつてない大変な時代を迎えている。誰かが勝って誰かが負けるゼロサム競争の時代の到来であり、厳しい企業環境を乗り切るには「戦略性の高い競争的マーケティング」が必要不可欠である。本書はこのような観点から、マーケティングの諸要素すなわち、商品、価格、顧客開拓、生産、物流、施工、AMをいかに戦略的に組み立て競争に打ち勝っていったらよいかを、具体的な企業の事例を交えて述べたものである。
目次
1章 サバイバル競争時代を迎えた住宅産業―問われるマーケティングの戦略性
2章 価値競争時代のマーケティング―変革を迫られる住宅マーケティング
3章 競争戦略の時代―戦略とは重点化・単純化・システム化
4章 重点化・単純化・システム化のモデル―積水化学の住宅事業
5章 住宅企業の戦略的事業展開の事例―成長の源泉は戦略性にあり
6章 住設企業の戦略的事業展開の事例―競争に強い企業は戦略的である
7章 工務店・ホームビルダーの戦略―重点化・差別化しなければ勝ち残れない