内容説明
かつて「青年学校」という学校があった。それは昭和14年から男子の義務教育として圧倒的多数の青少年を対象とする国民教育機関であった。その在籍者たちは,戦後の復興と経済成長を担い、生き抜いた多数派でもあった。
目次
1 生産性向上教育と臣民教育の結合―明治時代
2 青年の思想善導とデモクラシー―大正時代
3 軍備の合理化と青年訓練―大正末期~昭和初期
4 実補・青訓の統合過程―昭和6年~昭和10年
5青年学校の発足と男子の義務教育化―昭和10年~14年
6 「新体制」下の青年と教育―昭和14年~昭和17年
7 太平洋戦争と青年学校―昭和17年~昭和23年
後記―青年学校史研究の重要性について
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