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内容説明
渚は大地と海の接点であり、また現世と他界との接点でもあった。日本では産屋も墓地も渚に近くもうけられた。異郷や他界からのメッセージが最初にたどりつくところが渚であった。漂流民や漂着物、渡り鳥なども渚を目指し、渚の風景を彩った。渚に見られる民俗、そして渚の周辺にばらまかれた海岸・海中・海底の地名などの資料を収める。
目次
海鳥のなげき
漂着物の博物誌
産屋の民俗
沖縄の海中・海底・海岸の地名(沖縄のサンゴ礁海域の地名;知念村の海岸地名;八重干瀬の地名;渡名喜村の陸と海の地名;水路の名称と地名について;与勝海域の地名;池間島における海岸部の小地名と干瀬名;津口;奄美大島の海岸地名;南島のサンゴ礁と人;南島の海中・海岸・海底の地名 解説)