目次
タヌキとの出会いで広がった私の世界―私とタヌキ
ネコとタヌキの“きょうだい愛”―古賀さんとタヌキ
タヌキと共生できる緑のある街めざして―久世さんとタヌキ
野生動物タヌキの命の重さ―守下さんとタヌキ
命を尊び生花を育てる―下田さんとタヌキ
娘と母で救った両脚骨折のタヌキ―萩谷さんとタヌキ
開発の犠牲か、疥癬のタヌキ―高橋さんの屋敷林のタヌキ
タヌキはどんな動物か
著者等紹介
萩原恵子[ハギワラケイコ]
1950年・宮城県石巻市生まれ。東北学院大学法学部卒。雑誌記者、フリーライターを経て、現在校正者
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感想・レビュー
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yamakujira
3
東京と言っても区部じゃなくて、西東京市在住の著者が自宅近くにタヌキが棲息していることを知り、近所で情報を集めて「たぬき通信」なる新聞を発行するほど、タヌキに惹かれる。死んだタヌキを埋葬したり、疥癬に罹患したタヌキを保護して治療したり、タヌキに目覚めたような活躍が微笑ましいけれど、野生動物との関わり方をあらためて考えさせられる。庭を荒らすからと毒餌を与える人もいれば、路上に倒れたタヌキを動物病院へ連れて行く人もいる。こんな活動をしていれば、もっと小中学校が関心を寄せてもいいのになぁ。 (★★★☆☆)2018/07/31