内容説明
高校世界史の教科書の記述に重大な誤りがある。それがとくにフランス革命についてひどく、一般論としての絶対主義の説明にまで及ぶ。誤りは理論、解釈にあるだけでなくて、事実の記述にまで及ぶ。つまり、そのようなことは行なわれていなかったのに、そうであったかのように書かれている。はっきりいえば、教科書にうそが書かれていて、それを学校で先生が教え、生徒がそれを信じ込み、試験問題に作成され、入試の段階でそのとおり答えなければ点数がとれないという状態になっている。これは放置すべきものではないと考えた。
目次
『詳説世界史』山川出版社の場合
『世界史』山川出版社の場合
『世界の歴史』山川出版社の場合
『高等世界史』帝国書院の場合
『改訂世界史』東京書籍の場合
『世界史』実教出版社と『新世界史』第一学習社の場合
『高校世界史』三省堂の場合