内容説明
蚊が動物の血をすうのはなぜ?血をすうのはオス?メス?血をすいにくるのはいつ?どんな時計を持っている?…活動のひみつをさぐる蚊の科学。
目次
蚊がさすのなぜ?
オスのえさは何?
蚊ばしらにいたずらをしてみよう
蚊ばしらができるのは朝と夕方
蚊の1日
生き物の1日
ネズミの時計
蚊の時計
“だいたい”と“ちょうど”
蚊の時計はどこにあるか〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろ
14
我が家は門から玄関まで ほんの数歩なのに,すごい蚊の数^^; なので,蚊のあれやこれやを知ることが出来る科学本を見つけると,つい興味が湧いて手に取った。9歳男児も公共乗物でお出かけのお供に「この本持って行く!」興味を持ってあっという間に読んでいた。中学年でも読みやすい内容と文章だけど,作りは案外本格的な研究を解説してある。大学の研究を子どもにも分かりやすく本にしてある体裁。蚊についてのアレコレはそれ程目新しいと感じなくても,それを知るための実験の数々がスゴイ。こんなコトまでするんだ~。敬服してしまった。2017/09/05
縄文会議
4
面白かった。意外と知らない蚊の不思議。オスが決まった時間に蚊柱を作るがなぜなのかはわからない、というの、こんなに身近な生き物なのに分からないことがあるのというのが、面白いなあと思った。2023/12/01
にんにん
0
ここ数年、「蚊にカレンダーを持たせろ」というのが我が家の合い言葉。何しろ、気温一桁の晩冬(?)にも平気な顔(?)で飛んできて、耳元でプ~ンと脅しをかける。叩き潰そうとすると歯をむき出して(?)ニヤリと笑いながら(?)するりと逃げる。遂に作戦は敵を知ることから始めることに。この本、29年前の研究ではあるが、とにかく詳細で面白い。発生、蚊柱、蚊の歌声(?)、愛の駆け引き、産卵のための必死の吸血行動。生態を知ると、敵ながら愛おしい。その上、生物連鎖の大切な一環にある。が、所詮、吸血虫。許すまじ!いざ、作戦遂行!2016/04/23
左近
0
蚊の生態について。子供向けだが、年齢に関係無く楽しめる、とても興味深い図書。30年近く前の出版なので、ここから随分と研究も進んだんだろうなぁ、と想像する。蚊には、体内時計だけじゃなくて、カレンダーも所持してほしい。何しろ近年、真冬に飛んでいる奴を見かけるようになった!やはり地球温暖化のせいか、それとも暖房設備が発達して屋内が暖かくなったからか。寒い季節に血を吸われると、何だか理不尽な気持ちになる。かと言って、絶滅すると、ボウフラを食べるヤゴが困るし…そうだ、トンボの数を回復させれば良いんだ。2016/04/21
kozawa
0
蚊についてよくまとまった一般書ってそんな多くないような。マニアックに楽しませて頂きました。2012/03/21
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