内容説明
父親が職を失ったダイアナ一家は、住みなれた家を離れ、祖父の家に引っ越す…親友との別れ、知らない土地でのとまどいと新しい出会いを、鉛筆画と自由詩で細やかにつづります。
著者等紹介
スピネリ,アイリーン[スピネリ,アイリーン][Spinelli,Eileen]
ペンシルベニア州で生まれる。絵本および児童文学作家。詩人。Somebody loves you, Mr. Hatch(邦訳「だいすきだよ、ハッチさん」徳間書店刊)でクリストファー賞を受賞したほか、数多くの賞を受賞している。夫で同じく作家のジェリーとペンシルベニア州に住む
フェラン,マット[フェラン,マット][Phelan,Matt]
フィラデルフィア生まれ。大学では映像と演劇を専攻したが、子どもの本に魅せられ、以前から大好きだったイラストの世界に入る。主なイラスト作品に、ニューベリー賞受賞作品The Higher Power of Lucky(邦訳「ラッキー・トリンブルのサバイバルな毎日」あすなろ書房刊)があるほか、最近ではみずからストーリーも書いている
渋谷弘子[シブヤヒロコ]
県立高校で27年にわたって英語を教えたのち、通信教育で翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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、
40
つぶやきにも載せた本で面白かったです!ママの朝の音楽か〜てがみのばめんもよかった!2021/11/07
小夜風
30
【小学校】夜空が好きで詩が好きな女の子ダイアナの、日記のような詩を読んでいくお話。詩の勉強会のところは、詩を書きたい人にはとても参考になりそうです。楽しいことも悲しいことも、生きてるだけで何でも詩になるんだなぁ。こんな風に日記を書いてみたくなりました♪2015/11/17
Nwshina
12
二十分ほどで読了。ダイアナという少女の日常を綴ったお話。調子がよく読みやすい小説。昔読んで懐かしくなり手に取った次第なのだ。鉛筆で描かれた絵は優しい雰囲気を出している。…今風の絵が好きならおすすめできないかなぁ。太陽は星の仲間だから、日焼けではなく星焼けと言うのが実に面白い。天文学が好きな僕には嬉しい要素。『ありのままの自分を愛しなさい。自分の目と心を開きなさい』、詩の先生の言葉。響きもいいし、単純明快。詩は書くのも読むのも好き。だからノートが手放せないのだ。日常系や詩、天文学が好きな人に推薦する児童書。2022/01/04
ゆにす
11
課題図書なので読みました。優しい雰囲気の絵と文字が少ないので、読みやすいかな。でも、この散文詩の形が子どもにとって慣れてなくてどうかな。「グレッグのダメ日記」が子どもたちにすごく人気があるので、文化の違いは以外と飛び越えられるかもしれない。東日本大震災の影響で、引っ越しをした子どもたちに思いをはせるために、この本が選ばれたのかな。「音楽」という詩のところが好きです。2012/06/19
anaksi
9
小三の次女が非常に感激していた本。彼女にとって、とても大きな影響を受けた、エポックメイキングな本になった様子。早速詩のノートを作って何か一心に書きつけていた。 ちょっと貸してもらって読んだ父である私。なるほど素敵な本。一人の女の子が自分ではどうにもならない周りの状況に戸惑いながら、寄り添ってくれた学校の先生、街の詩人から、そのままの自分を受け入れること、表現することを学んでいく。それを実に繊細な文章と鉛筆画で綴る素敵な本。 娘のおかげで素敵な気持ちになれる本に出会えました。ありがとう。2016/03/06