内容説明
手取り足取りの介護で本当によいのか?「自分でできること」を見極め支える介護へ。超高齢社会に求められる新しい介護サービスとは?
目次
第1章 今、介護現場は変革の岐路に立てされている(介護職がますます必要とされる超高齢社会;団塊の世代の流入は「激流」 ほか)
第2章 「手取り足取り」のアマチュア介護、「自立を促す」プロ介護(プロが目指す理想の介護の姿とは;プロ介護は「日常生活支援型」 ほか)
第3章 超高齢社会でプロ介護職に求められるサービスの本質(介護される側の立場から、サービスを発想;365日好きな時間にお風呂に入れる ほか)
第4章 多様化する介護業界で求められる新常識(生活支援の現場で求められる「3つの資質」;好きなものを食べることこそ、食事の最大の楽しみ ほか)
著者等紹介
小林由憲[コバヤシヨシノリ]
株式会社大起エンゼルヘルプ代表取締役。1997年東京農工大学電子情報工学科卒業後、医療機器メーカーにて営業職として勤務。98年大起エンゼルヘルプ入社、99年常務取締役に就任。主に営業・財務・社内システムの構築等経営全般にかかわる。2007年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nokonokoi
2
「できることを引き出す」これがまさに生活支援の専門職の仕事です。と。そうなんだけど、そうなんだけど、それがなかなか浸透しなくて。けど、あきらめずに、もうちょっとかんばろーと思った。2015/11/04
渡辺 にゃん太郎
1
現在、特養で働いて3年になるが、自分のやっていることが作者の当たり前(利用者のできるところは利用者にやっていただく機会を増やす)と通じていて安心した。ただ、車いすで入苑した利用者を歩行器を使って自立していただく提案をした際には、看護師と相談員の体裁を取り繕う必要があったりして介護員の専門性の低さをまざまざと実感した。できることができなくなることは悲しいことだが、意思疎通の難しい要介護5の利用者は私の専門性を感じているだろうか。いつかは、施設にねこを解き放したり、一日かけて野球を観に行ったりしたいな。2017/07/05
suechiyan74
1
読了。介護業界の未来と理想像、そして現実問題がよく分かる。2016/02/07
かねかね
0
業界内では解かりきった事であり、改善を進めているような部分も多く、携わってる身としては「今更」感が強くて新鮮味が無いです。結論としては、いかに自分の会社が本当の介護をしているかと自慢したいだけの本? といった印象でした。2014/05/11