内容説明
「法」とは従うものであり、自分たちでどうにかできるものではないと考えがちである。本書では「法の支配」の形式的適用から「応答的法」社会への転換を目指し、自主規律・行政規律・民事救済・刑事制裁の4段階ピラミッドモデルを提唱。ビジネスマンや公務員、中間団体に役立つ身近な「参加と対話」によるソフトローの活用を推奨する。
目次
第1章 自主規律・行政・民事・刑事の4段階ピラミッドモデル(スポーツのルールはソフトローだから変えられる;飲酒6時間後の運転は許されるか? ほか)
第2章 ソフトローの活用(ソフトローでいじめをなくす;不正を防ぐ合理的な基準作り ほか)
第3章 社会経済を規律すべきソフトロー(企業会計基準―国際ソフトローを検討しよう;税務通達―改変へ努力しよう! ほか)
第4章 ソフトローの特徴(ソフトローの柔軟性と予防機能;情報開示・討論型世論調査・熟議民主主義の必要性 ほか)
第5章 自主規律・行政・民事・刑事の各役割強化(形式法型から応答法型へ;刑事の役割の明確化 ほか)
著者等紹介
遠藤直哉[エンドウナオヤ]
フェアネス法律事務所代表弁護士。法学博士。1945年生まれ。麻布高校卒。東京大学法学部卒。ワシントン大学ロースクール大学院修士。第二東京弁護士会平成8年度副会長。第二東京弁護士会法曹養成センター委員長として司法改革審議会に実務と理論を融合する法科大学院構想を提言し、実現させる。医療・経済分野に関して、ソフトローによる民事機能強化を図る活動を著書・論文発表を通して行っている。私法学会・民事訴訟法学会・法社会学会・日本犯罪社会学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ハンギ