出版社内容情報
《内容》 日本精神神経学会が創立100周年を迎えた2002年8月に,わが国の精神科医療史研究の第一人者である著者が大部分を書き下ろした力作。豊富な資料と,この上もなく深い歴史認識により,1)江戸時代以前,2)江戸時代,3)戦前,4)戦後を語る。わが国の精神科医療は21世紀,どのように変革されるべきか。
《目次》
第I篇 江戸時代前
第1章 奈良時代
第2章 平安時代
第3章 鎌倉・室町時代
第II篇 江戸時代
第1章 医説を中心に
第2章 治療・処遇など
第III篇 戦前
第1章 文明開化
第2章 精神病者監護法の前後
第3章 精神科病院と精神病学との発達
第4章 呉秀三と精神病院法
第5章 敗戦まで
第IV篇 戦後
第1章 精神衛生法の制定とその後
第2章 現在史
付章 精神科医療史研究の意義と課題
日本精神科医療史年表
あとがき
事項索引
人名索引
目次
第1篇 江戸時代前(奈良時代;平安時代;鎌倉・室町時代)
第2篇 江戸時代(医説を中心に;治療・処遇など)
第3篇 戦前(文明開化;精神病者監護法の前後;精神科病院と精神病学との発達;呉秀三と精神病院法;敗戦まで)
第4篇 戦後(精神衛生法の制定とその後;現在史)
精神科医療史研究の意義と課題
著者等紹介
岡田靖雄[オカダヤスオ]
1931年うまれ。1955年医学部を卒業して、翌年医師となる。東京都立松沢病院、東京大学医学部、荒川生協病院に勤務した。精神科医療史研究会世話人
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感想・レビュー
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sabato
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再読というか、もう買いました、授業で使いたいと思ってwwwwすさまじい緻密な資料!第二次世界大戦前までの日本の精神科医療の歴史がこれで分かる。。1890年(明治23年)の判決で医師が妻を殴打致死させて事件も、医師が妻に狸憑きと信じていたから、と無罪(?!)になった判例などがあって日本がまだ自然(アニミズム)をベースにした民間医療だったことなどを改めて感じさせられた。。あと、この資料読んでから、日本の江戸以前の絵巻物をみる目も変わった。2015/12/14
sabato
0
修士論文執筆のため読破。とにかくマニアックすぎる!というぐらい緻密な資料。この資料のおかげで、第1章は書くことができた。2009/12/19
Sadahiro Kitagawa
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読み物というより資料なので、普通に読んでもあまり面白いものでもないが、所々に面白いところもある。 精神病だけではなく、日本史や医療史の雑学も得られる。2021/06/26
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