内容説明
日本人エンジニアの飽くなき技術革新に迫る!年間1200万人以上に利用されているノートパソコンを開発した、日本人エンジニア。進化する技術に魅せられ、限界に挑み続けてきた男はいつしか、“ThinkPadの父”と呼ばれるようになった―。本書初!ThinkPad開発秘話。
目次
第1章 ThinkPadを生んだ哲学、葛藤、技術(持ち運びができるPCを日本につくらせよう!;皆が、新しい領域を開拓するという達成動機に突き動かされていた ほか)
第2章 製品のその先を追求したモノづくり(実現したい顧客価値の前に数値目標があるのはおかしい;いくらしゃべっても真似されないノウハウは言外にある ほか)
第3章 IBMからレノボへ。変わらぬ品質とたゆまぬ進化(レノボへの転籍―ThinkPadのロゴは私たちが持っていく;PC事業は主力事業となった3年間我慢して、それから裾野を広げ始めた ほか)
第4章 イノベーション・トライアングルの先にあるもの(「大和」という名前は、地名ではなく一つのブランドにまで昇華されていた;3カ所の研究開発センターを擁するグローバル企業の素顔 ほか)
第5章 真のグローバル企業だからなし得ることがある(レノボが実践するグローバル企業の条件と成長要因;NECレノボ・ジャパングループの発足は手放しで喜ぶべき出来事だ ほか)
著者等紹介
内藤在正[ナイトウアリマサ]
レノボ・ジャパン株式会社取締役副社長。研究・開発担当。レノボ・グループプロダクト・グループバイス・プレジデント。チーフ・デベロップメント・オフィサー(CDO)レノボ・フェロー。1952年愛知県生まれ。1974年慶應義塾大学工学部計測工学科卒。日本アイ・ビー・エム株式会社入社。1989年より携帯型PC、ノートブックPC(ThinkPad)開発を担当。1994年IBMシニアテクニカルスタッフメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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