出版社内容情報
直木賞作家である著者は、自らの才能に対する疑いと不安、楽な方へと流れてしまう性ゆえに、仕事に行きづまり、経済的にも困窮。逃げ出すようにしてタイへ移住する。仏教の国・タイで目にしたのは、毎朝の托鉢風景。俗世への執着を断った修行僧と、彼らに食物を捧げる人々の満ち足りた表情を眺めているうち、著者は、我欲に流され、愚行を重ねてきた己の人生の清算のために、一つの決心をするのだった――「人生の敗退者」が、ブッダの教えに導かれ、新たな道を歩み始めるまでを綴った感動の記録。
内容説明
直木賞作家である著者は、自らの才能に対する疑いと不安、楽な方へと流れてしまう性ゆえに、仕事に行きづまり、経済的に困窮。逃げ出すようにしてタイへ移住する。仏教の国・タイで目にしたのは、毎朝の托鉢風景。俗世への執着を断った修行僧と、彼らに食物を捧げる人々の満ち足りた表情を眺めているうち、著者は、我欲に流され、愚行を重ねてきた己の人生の清算のために、一つの決心をするのだった―「人生の敗退者」が、ブッダの教えに導かれ、新たな道を歩み始めるまでを綴った感動の記録。
目次
第1章 出家前夜
第2章 テーラワーダ仏教のかたち―タイ仏教の出家式(1)
第3章 華と没落を招いた日々
第4章 四堕の戒めと出家資格―タイ仏教の出家式(2)
第5章 家族をめぐる愛と苦
第6章 僧生活の心得と説教―タイ仏教の出家式(3)
第7章 俗世を捨てる決心
第8章 仏道修行とは何か―タイ仏教の出家式(4)
著者等紹介
プラ・アキラ・アマロー[プラアキラアマロー]
作家・僧。1948年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒。80年『海を越えた者たち』(すばる文学賞佳作)でデビュー、88年『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞、89年『遠い国からの殺人者』で直木賞を受賞する。2016年、チェンマイの古寺にて出家し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SOHSA
ミッチ
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
wang
ぶぶぅ