内容説明
戦国時代には英雄、豪傑がキラ星のごとく現れ様々な物語の主人公になっているが、歴史に名を乗したのはほんの一握りのスーパースターにすぎない。信長・秀吉・家康の活躍の陰には、敗れ去った多くの武将たちがいた―。戦国初の天下人を目指した三好長慶。琵琶湖を押さえ栄華を極めた浅井長政。ローマ法王に使節団を送った蒲生氏郷等々…。規格外の変革者・信長と彼らを分けたものは何だったのか。丹念な現地取材を経て直木賞作家が辿り着いた、下克上の世を生き抜いた戦国武将たちの束の間の栄光と挫折の生涯。
目次
第1章 規格外の変革者・信長(桶狭間の戦いは奇襲ではなかった;家康を大きくした桶狭間の敗戦;金ヶ崎城攻めは海運の拠点争奪戦だった ほか)
第2章 天下泰平は、夢のまた夢(日吉丸から豊臣秀吉へ;秀吉さえ恐れた黒田官兵衛の才覚;信長の後継者とも言われた木造具康 ほか)
第3章 敗れ去った英雄たち(非業の将軍、足利義輝;剣豪の将軍、足利義輝の最期;川中島の戦いの真相 ほか)
著者等紹介
安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年6月福岡県八女市(旧・黒木町)生まれ。久留米工業高等専門学校卒業。東京都大田区役所に就職、後に図書館司書を務める。1990年「血の日本史」でデビュー。2005年「天馬、翔ける」で第一一回中山義秀文学賞受賞。2013年「等伯」で第一四八回直木賞受賞。2015年福岡県文化賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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