内容説明
水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか?法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買い漁っている。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!
目次
まえがき いつの間にかどんどん売られる日本!
第1章 日本人の資産が売られる(水が売られる;土が売られる;タネが売られる ほか)
第2章 日本人の未来が売られる(労働者が売られる;日本人の仕事が売られる;ブラック企業対策が売られる ほか)
第3章 売られたものは取り返せ(お笑い芸人の草の根政治革命―イタリア;92歳の首相が消費税廃止―マレーシア;有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る―ロシア ほか)
あとがき 売らせない日本
著者等紹介
堤未果[ツツミミカ]
国際ジャーナリスト。東京生まれ。NY州立大学国際関係論学科卒。NY市立大学大学院国際関係論学科修士号。国連、米国野村證券などを経て、米国の政治、経済、医療、教育、農政、公共政策、エネルギーなどをテーマに、現場取材と公文書による調査報道で活躍中。講演・各種メディアに出演。多数の著書は海外でも翻訳されている。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』(三部作、岩波新書)で中央公論新書大賞、日本エッセイストクラブ賞受賞、他著書多数。夫は参議院議員の川田龍平氏(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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