幻冬舎新書<br> ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則

電子版価格
¥773
  • 電子版あり

幻冬舎新書
ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344980457
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0295

内容説明

国内販売数が、携帯電話人口の約5分の1に届いたニンテンドーDS。ブレイクするiPod、グーグル、ミクシィ。これら一人勝ち商品の共通点が「ゲームニクス理論」だ。日本のゲームは、スペースインベーダーやドラクエに始まりWiiに至るまで、初心者もマニアも共に熱中させることのできる世界でも稀有な存在。ゲーム制作のノウハウを体系化したのがこの理論。ポイントは「使いやすく」「使い込める」ものづくり。あらゆる分野に応用できる日本発の知恵だ。

目次

はじめに ゲームニクスとは何か
第1章 なぜ、子供は食事を忘れるほどゲームに夢中になるのか?
第2章 ゲームニクス理論―総論
第3章 “任天堂一人勝ち”から分かること
第4章 iPod、グーグル、ミクシィ…本当のヒットの理由は?
第5章 ゲームニクスが医療・福祉・教育分野を救う
第6章 ゲームニクスが日本の未来を明るくする
おわりに 日本のもてなしの文化を見直すこと

著者等紹介

サイトウアキヒロ[サイトウアキヒロ]
1961年、神奈川県生まれ。ゲームクリエイター。(株)ビーマットジャパン取締役、立命館大学映像学部教授。多摩美術大学在学中よりゲームクリエイターとして活動を開始。CMやアニメの制作、講演も行う。現在、大学では「ゲームニクス理論」「感性推論型人工知能」「モンタージュ効果を利用したインタラクティブムービー」のテーマを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Thinking_sketch_book

20
★★★★★ ゲームを作る手法をゲームニクスとしてまとめている本です。制度、規格、機械、ソフト…なにか作る人は必ず得るものがあると思います。ゲームニクスのポイントは「①マニュアルがなくてもすぐに理解し操作できる」「②難しいことでも自然とできるようにする」「③はまる演出と段階的な学習効果」「④ゲームの外部化」です。本書ではまだ細部までうまく説明できていないのが残念ですが、これからの期待も込めて★5つです。2014/12/21

nbhd

16
テレビゲームの「使いやすさ」と「のめりこみやすさ」のしくみにフォーカスしたゲームニクス理論だけど(ビジネスにも応用可だという)…逆に、沸々と湧いてくるのは、小さいころに全身で浴びてきたゲームの「呪われた部分」についてだった。ゲームニクスの二本柱は「①マニュアルなしでも操作できて②段階的に学習できること」。ハード(任天堂vsソニー)とソフト(マリオ、ドラクエなど)の開発史をとおして解説している。いろいろと納得しつつも、そもそも記憶に残るゲームっていくらか苦痛じゃなかったかしらと、女神転生を思い出したりした。2017/01/11

白義

12
元任天堂の人による、ほぼ「任天堂に通底する商品づくりのノウハウ」紹介にして任天堂ヨイショ本。家電の多機能化、高性能化に伴う複雑かとは逆に、直感的でわかりやすいインターフェイスと、成果を分かりやすく実感させる「熱中させる学習の仕組み」がビジネスや教育においても応用可能とその原則をまとめたもの。ある意味この原則ど真ん中とも言えるリングフィットの大ヒットなどを見るにつれても極めて示唆に富む原則ではあるが、任天堂やAppleの凄さを解説するだけで応用にどう活かせばいいかどうもいまいちよくわからないのは玉に瑕である2019/12/28

モルツ

12
「ゲームニクス」とは、ゲームの開発ノウハウを理論化したもの。この理論を活用することで誰でも直感的に操作し、思わずはまってしまうものを開発することができる、希望が詰まった本。ソフトや商品の開発に携わる人にはぜひ読んでもらいたい一冊。これから日本が世界の中で生き残っていくためには、ゲームニクスを活用したソフト開発が間違いなく必要になっていくだろう。2013/01/10

メタボン

11
☆☆☆★ 「マニュアルなしでもすぐに操作できる」「段階的な学習効果」「はまる演出」「現実とのリンク」と言ったゲームニクス理論。あとがきでもあったが、日本のもてなし文化がゲームの発達にうまく適合したというのはうなずけた。この書が出てからもう7年。今では任天堂の隆盛にも陰が見られ、著者がいみじくも触れたように、ipod、ipad、iphoneのアップルが一世風靡している感がある。2014/07/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/106644
  • ご注意事項

最近チェックした商品