内容説明
社会貢献と安定経営を両立する、地方でのクリニック継承開業という選択肢。片田舎の小さな医院をM&Aで継承開業した医師が語るクリニック開業と経営のリアル。
目次
序章 右肩下がりの診療報酬、都市部での競争激化 若手医師の厳しい開業事情(クリニック経営難の時代に地方での開業を決めた僕;右肩下がりの診療報酬により苦境にあえぐ開業医たち ほか)
第1章 開業資金を極力迎え、集患も見込める地を模索 縁もゆかりもない片田舎での継承開業を決意(外科を目指すきっかけになった心臓移植のニュース;大学で肝臓移植手術ができる環境を実現 ほか)
第2章 スタッフの退職、患者さんの離脱、地域医療機関からの村八分 都会からの新参者に突きつけられた現実(いよいよ継承開業へ;スタッフ全員退職の危機 ほか)
第3章 誰も診たがらないコロナ患者を率先して受け入れる 地域のニーズに応え総合診療医として信頼を獲得する(コロナ禍における開業;誰一人コロナ患者を診たがらない―発熱外来立ち上げの道のり ほか)
第4章 若手医師たちに示す地方でのクリニック継承開業という選択肢 医療格差を解消し、地域に根差したクリニックを目指す―(あらゆる世代が訪れやすいクリニックづくりに取り組む;患者数増加に伴う課題はスタッフが臨機応変に対応 ほか)
著者等紹介
〓橋正浩[タカハシマサヒロ]
医療法人希理事長。下新町クリニック院長。1972年岩手県生まれ。1999年岩手医科大学医学部卒業、同大学外科学第一講座入局。2006年より京都大学肝胆膵移植外科にて研修、2008年から米国フロリダ大学とマイアミ大学で臨床研究員として臓器移植医療に従事。日々の診療のなかで地域医療を担う医師の重要性を感じ、幅広い疾患に対応できるホームドクターを目指して秋田県仙北市角館町に医療法人希下新町クリニックを開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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