出版社内容情報
江戸の大川端にある小さな旅籠「かわせみ」を舞台に繰り広げられる大人気“人情捕物帳”。宿の若き女主人るいの忍ぶ恋が胸を打つ!
国民的シリーズのベスト・オブ・ベスト第一弾!
江戸の大川端にある小さな旅篭「かわせみ」を舞台に繰り広げられる大人気〃人情捕物帳〃。宿の若き女主人るいの忍ぶ恋が胸を打つ、国民的シリーズのベスト・オブ・ベスト第一弾!
内容説明
江戸の大川端にある小さな旅篭「かわせみ」を舞台に繰り広げられる、大人気“人情捕物帳”。1973年に連載が開始されて以来、現在まで続く、総累計1000万部を超える国民的ベストセラーである。全34巻から選りすぐった7篇を美しいカラー挿絵とともに収録したベスト版第1弾。シリーズを振り返った書き下ろしエッセイを収録。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生れる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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優希
53
面白かったです。人気シリーズ『御宿かわせみ』シリーズから選りすぐった7編の物語。人情捕物帖と謳っているだけあり、優しい眼差しを感じました。カラー口絵も美しかったです。傑作選ということなので、ここから世界へと入っていきたいと思います。2020/10/30
♪みどりpiyopiyo♪
43
大人気シリーズ『御宿かわせみ』の記念すべき第一話「初春の客」を読みました(一話だけ、30〜40頁)■「江戸の大川端にある小さな旅篭「かわせみ」を舞台に繰り広げられる"人情捕物帳"。宿の若き女主人るいの忍ぶ恋が胸を打つ」とか。■時代物は、その時 その土地 その社会をリアルに経験した人が居ないから、設定や人物(心理)描写の自由度が高いですね。執筆された70年代の価値観が色濃く盛り込まれ、これは人気が出るはずです☆ 現代人好みの「パラレルワールドtheお江戸」なエンタメ時代小説でした ( ' ᵕ ' ) (→続2020/05/19
kaoriction@本読み&感想リハビリ中
25
『御宿かわせみ』シリーズの1巻を読んでからもうじき一年が経つ。読んだ直後は「シリーズを読破する!」などと語っていたが、いかんせん、長い。書店や古本屋へ行く度にシリーズを買い揃えてみてはいるものの、横ヤリ読書なども多々あるために買って満足、揃えて眺めて満足、な状況。でも、最新シリーズの『新・御宿かわせみ』を早く読みたい…という贅沢な願望。そんな時に刊行された文庫版の傑作集。ありがたや〜、ありがたや。この傑作集全四巻を、合間読書をしながらも読破して、新シリーズに臨みたいと思う。気長に、ね。本作は懐かしく読了。2014/06/09
to boy
16
長寿で有名な小説ですが、初めて読みました。いいですね、しっとりした雰囲気と短編集で気軽に読めるので人気があるのも頷けます。「傑作選2」も読みたいです。2014/06/17
ポメ子
6
『御宿かわせみ傑作選1巻』 一番好みだったのは、「源三郎祝言」 描写がとても美しかったのは、「岸和田の姫」 ヒーロー東吾の兄嫁の「香苗」は、良いが、ヒロインの「るい」は、今のところあまり好きになれない。2023/09/17