内容説明
謎多き歴史書、古事記・日本書紀はなぜ生まれ、どのように成立したのか。当時の資料をもとに、16年間独自に研究を続けてきた著者が導き出す、衝撃の仮説がいま明らかになる。
目次
第1章 地方分権国家としての隆盛(「みやけ」;任那(みまな):國造(くにのみやっこ)
中国の史書から見える我が国の古代
倭国誕生・大王(おおきみ)による地方分権時代
前方後円墳を考える
)
第2章 中央集権作家を目指して(中央集権国家へ;二頭政治の時代「乙巳の変」・二頭政治の終焉)
第3章 唐との戦いと敗戦(孝徳帝による中央集権政治の始まり;中大兄皇太子(天智帝)による唐との戦い
唐軍の九州侵攻)
第4章 倭国から日本国へ(敗戦後の我が国;九州と近畿に地名の類似が起きたのはなぜか;天武帝による古事記編纂の狙い「近畿発祥の倭(ヤマト)王朝の創出」
日本国の誕生と日本書紀の編纂「近畿発祥の日本(ヤマト)王朝の創出」)
第5章 古事記・日本書紀創作の証拠(倭國造とは何?)